デカイ
我が家にはグランドピアノがあるのですが、先日調律のためにフタを開けました。
ダンパー
ピアノは鍵盤を押しっぱなしにすると音がずっと響いた状態になって鍵盤から手を離すと音がすっと減衰して聞こえなくなります。
これは鍵盤を押している間は音を止めるダンパーという部分がピアノ弦から離れているためで音の響きがずっと続いている状態になっています。鍵盤を離すとダンパーが弦に触れて音が止まる、という感じです。
ギターの場合だとコードとか何も抑えずにジャラーンと慣らして、音を止めるために手で弦に触れて音を止めますが、その「手」がダンパーに当たる部分なイメージです。
鍵盤すべてにダンパーがついている
と思ってました。ですが、フタを開けて中を覗いてみたところ、高音に当たる部分にダンパーがありませんでした。(高いレまでついてたかな?)
ここの鍵盤はずっと押したままの状態であっても、ポンっとすぐ離しても音の響き方が変わらないのでした。
高音は減衰が早いのでダンパーそのものが必要ないこととダンパーがついていると音の煌びやかさがなくなるのが理由のようです。
ずっと近くにあった楽器ですが(何十年とみている)、今更ながら発見してこんな構造だったのか、とちょっとワクワクしてしまいました。
どこの音からダンパーがないのか?
調べてみるとメーカーによってどこからダンパーがないのかはバラバラのようでした。
プロや表現にすごく気を使うような場合は、会場に置いているピアノによって響きが左右されてしまうことがあることを考えると大変なんだな、と思います。